【いざ。お洒落へ】ネクタイの結び方はワイシャツの襟で変えよう|ビズメン

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2012年8月24日
【いざ。お洒落へ】ネクタイの結び方はワイシャツの襟で変えよう

ビジネスシーンにおいてさりげないオシャレはネクタイの結び方を変えるだけでも十分可能です。しかし、自分の気分や何も考えずに結び方を変えるなら、せっかくのオシャレも大失敗するかも。失敗しないお洒落な結び方をする判断基準はどこに?ここでそのポイントを説明しています。

WEBライター
  

ネクタイの結び方は『その日の気分』ではなく『その日の襟』

よくスーツを着ている人は、その日の気分とネクタイの結び方をリンクさせる事があるかも知れません。
『何となく今日は結び目を小さくしたい日だな~。』 『今日の気分は結び目が太い感じだな~。』という感覚でネクタイを結ばれる事があると思います。
会社の同僚から気づかれ話題になると嬉しいものです。
『結び目を変えて良かった~』と思うかもしれません。
スーツ姿でできるオシャレを強調するというテクニックになるかも知れません。

しかし、それはワイシャツと合っていればの事です。
ワイシャツに不向きなネクタイの結び方をしてしまうと、『なんか結び目に力が無いね』『今日の結び目、強調し過ぎじゃない?』というマイナス的な印象を相手に与えかねません。
結び目を変えてお洒落をたのしみたいという高度なテクニックも、いわゆる“ダサい”結果になってしまいます。

お洒落を楽しむには相応しいものに相応しいものを合わせて楽しみましょう。
ネクタイの結び方は『気分』よりも『襟』を優先しましょう。

襟の角度で変えるお洒落

ビジネスに向いているネクタイの結び方には 、

『プレーンノット』
『ダブルノット』
『ウィンザーノット』
『ハーフウィンザーノット(セミウィンザーノット)』


の4種類があります。

この4つの結び方をするには、結び目と相性の良いワイシャツを選ばなくてはなりません。
色やシャツそのもののデザイン性に目が行きがち──配色やデザイン性を無視するという意味ではありません──ですが、特に重要視するポイントはネクタイの結び目が密着する部分。
そう、『襟』の開き具合です。
この開き具合と結び方があっている事でお洒落になるのです。

では、どのように組み合わせたら良いのでしょうか?
ワイシャツの襟のタイプと照らし合わせてみましょう。

襟の開きが大きいタイプ

開きが大きいワイシャツは『ワイドスプレットカラー』『ホリゾンタルカラー』が代表的です。
これらの襟の角度は鈍角(開きが大きい)ため、ネクタイの結び目を大きくした方がバランスよく見えるでしょう。
なので、『ウィンザーノット』がおススメです。
結び目を小さくしてしまうと、ネクタイが“か細く”見えてしまいます。相手に与える印象も弱々しく映ってしまいかねません。

●襟の開きが大きい時は『ウィンザーノット』と覚えておくと良いでしょう。

襟の開きが狭いタイプ

開きが狭いワイシャツは『レギュラーカラー』『ロングポイントカラー』『ボタンダウン』『タブカラー』『ショートポイントカラー』『ナロースプレットカラー』『クレリック』が代表的です。
これらの襟の角度は鋭角(開きが狭い)ため、ネクタイは結び目を小さくした方が良いでしょう。
なので、『プレーンノット』『ダブルノット』がおススメです。
結び目を大きくし強調してしまうと、相手にアンバランスな印象を持たせかねません。

●襟の開きが小さい時は『プレーンノット』『ダブルノット』と覚えておくとよいでしょう。

襟の開きにこだわらない時

襟の開きがわからない、もしくは、微妙なものに関しては『ハーフウィンザーノット(セミウィンザーノット)』がおススメです。
この結び方はどのタイプの襟にもあう、まさにオールマイティーな結び方です。
困った時や迷った時のテクニックとしてハーフウィンザーノットをマスターしておくと良いでしょう。
●襟の開きを気にしない時は『ハーフウィンザーノット』と覚えておくと良いでしょう。

この3点を覚えておくことで結び目とワイシャツのローテーションを楽しむ事ができます。
毎日変えるのもいいですし、例えば普段プレーンノットをしていて時折ウィンザーノットにする。
という方法もOKです。
お洒落に敏感な人はすぐに気付いてくれるはずです。

お洒落は遊び心から始まります。言葉の意味においても『お洒落は「戯れ(され)」が語源』といわれています。
『戯れること』つまり垢抜けている事から派生した『お洒落』をネクタイとワイシャツに当てはめてみると良いでしょう。

ただし垢抜けすぎるとビジネスファッションを通り越し、ビジネスに適さなくなりますので注意も必要です。
スーツ姿のお洒落ポイントを確実に身に着け、さらならお洒落を目指してみてはどうでしょうか。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。