ビジネスマンのためのバッグを上手に活用する方法
スマートフォンやクラウドサービスの進歩・普及によって、ビジネスマンの手荷物の中身はどんどん小さくなり、昔のように重たいノートパソコンや書類ケースを持ち歩かなくても良くなっています。
しかし、それでもビジネスマンはバッグを持ち歩かないわけにはいきません。
バッグは飾りではなく実用品であり、その人がいかに仕事に対して熱意や誠意を持っているかを示すバロメーターでもあるからです。
しかし、ただバッグを持っているだけではビジネスマンは務まりません。
バッグの選び方や中身にも気を配らなくてはならないのです。
バッグの容量は大きすぎず、小さすぎず
「大は小を兼ねる」というように、大きい鞄の方が小さい鞄でせこせこ運ぶより効率がいいと思われがちです。
しかし、大きな鞄は中に何も入れていなくても結構な重量になってしまい、持ち運びが億劫になってしまうこともしばしばです。
逆に小さい鞄だと、必要な荷物を収納しきれないので鞄を複数持ち歩かなくてはならなくなってしまいます。
ビジネス用のバッグは、大きすぎず小さすぎずを意識して選ぶのが基本です。
具体的にはB5サイズのノートパソコン、書類ファイル、折り畳み傘、筆記用具、手帳、財布など外出先で仕事をするための手荷物を収納しきれる程度の容量があるものが好ましいです。
出張のために、普段使いのバッグとは別に下着・ワイシャツの替えも入れられるような大型バッグを用意しておくことも大事です。
防水・耐衝撃性も考慮する
よく突然の雨に降られて、鞄を傘代わりにして走っていく人を見かけますがあれはあまりよくないバッグの使い方です。
雨がバッグの中に染み込んでしまってパソコン・デジカメなどの電子機器が故障してしまったり、書類が濡れて文字が滲んでしまったりしては台無しです。
また、何かのはずみでバッグをぶつけて中のものが壊れてしまうこともあります。
そうなってしまってはせっかくの仕事も水の泡になりかねません。
バッグを選ぶ基準として、必ず防水性と耐衝撃性を考慮することが大事です。
出来ればノートパソコンをそのまま入れても壊れないようなウレタンクッション入りのものや、撥水+防水で水濡れの心配がない物を選びたいところです。
持ち方が選べるとなおよい
バッグを持って外出した時に困るのは、バッグを持っている側の腕に負担がかかることです。
これは手提げ型・肩掛け型を問わない悩みで、慢性的な肩こりの原因にさえなってしまいます。
出来れば、手提げ・肩掛け・リュックサックと三つの持ち方が選べるタイプのバッグを選ぶようにしたいものです。
リュックサック型は見栄えはあまりよくないのですが、腕や肩にかかる負担が小さく長距離の移動にも便利です。
バッグの中身は絞り込む
バッグの中身は、万が一の時のための備えまで用意されている人もがいれば必要なものさえ入っていない人、必要のなさそうなものが入っている人とそれぞれに違ってくるものです。
しかし、バッグの中身が雑然としていると本当に必要な時に取り出すのが遅れてタイミングを逃したり、取引相手に不快感を持たれてしまったり、デメリットの方が大きいものです。
バッグの中身は、必要なもの、万が一の場合に使うものを優先して絞り込んでおくことが鉄則です。
ノートパソコンやスケジュール手帳などの仕事に使うものは絶対に入れておく、折り畳み傘は雨が降りそうなときだけバッグに入れる…というように。
わざわざ苦労して持ち運ばなくていい物は何なのか、普段からきちんと見極めておくことが大事です。
ポーチなどでまとめて出しやすさをアップさせる
もしも大事な商談の際に、書類などの必要なものが見つからず鞄の中身をひっくり返して探すことになった時、商談相手はどのような印象をあなたに抱くでしょうか?
まず間違いなく「大事なものがすっと出せないしまい方しかできない、不誠実な人間」と思うことでしょう。
バッグの中身はポーチやゴムバンドを利用してまとめておくと、いざというときに取り出しやすくなります。
スマートに、サッと取り出せるようにしておくと商談相手や同僚は「細かな気配りの出来る、誠実な人」という印象を持ってくれること間違いなしです。