だんだんと天候が不安定になっていく季節です
これから春に向けて、だんだんと天候が不安定になっていきますよね。最近では、春にもなると急な大雨、さらに夏になるとゲリラ豪雨といった天気に見舞われるようなこともあります。こういった不安定な天気は、ビジネスマンにとっても困りものですよね。とくに、大切なスーツが雨に濡れてしまった、などと言うときには。もしも、急な雨でスーツが濡れてしまったときは、どのように対処をすれば良いのでしょうか。
スーツが濡れてしまったときは、素早い対処を
スーツが雨に濡れてしまったときは、素早く対処をすることが大切です。というのも、ほとんどの場合、スーツは水に弱い素材で作られています。そのため、雨に濡れたままにしておくとスーツの型が崩れてしまったり、生地の風合いが損なわれてしまうこともあります。しかし、対処をすぐに行っておけば、少し雨に濡れてしまってもスーツはきちんと元通りになってくれます。
スーツが濡れたときの対処法
小雨に降られてしまったとき
小雨が降ってきたけれど、すぐに屋内に避難したという場合。スーツはびしょ濡れにならずに、少ししめってしまったかなといった感じになりますよね。こういったときは、まずスーツについてしまっている水滴をすぐに取るようにしましょう。このとき注意したいのが、水滴を取るときに布やハンカチなどでごしごしと擦ってはいけないということです。
スーツに使われているウールは、素材の表面がキューティクルとい層で覆われていますウールが水を吸うと、このキューティクルが開いて、絡まりやすい状態になってしまいます。そのため、この状態のスーツを擦ってしまうと、キューティクルが絡んでスーツ表面の質感が悪くなってしまいます。スーツを傷つけないためには、水滴ははたくように落とすのがコツです。また、手を使ってはたき落とすよりも、タオルなどの水を吸い取ってくれるもので行うのと良いです。
ハンガーへの干し方
水滴を取った後は、ハンガーにかけて干します。水に濡れているときに寄っているシワをそのままにしておくと、乾いたときにもそのシワが残ってしまうので、干す時点でしっかりと伸ばしておきます。また湿気がスーツに残ってしまうと、思わぬトラブルの原因になることも。そのため、しっかりと乾かすこと下できるように、風通しの良い場所でさらに影干しをしましょう。
パンツはパンツハンガーに干す
また、パンツは裾を下にしてパンツハンガーにかけます。濡れがひどい場合は、角ハンガーなどを使って、筒状にパンツを広げてあげるようにして干してあげると乾くのが早くなります。
大雨に降られた
大雨に降られて、スーツがびしょびしょに濡れてしまったときも慌ててはいけません。早く水分を取ろうと絞ったり、洗濯機で脱水してしまうのはNGです。びしょ濡れのスーツも前述の通り、水滴をはたくようにとってあげたら、ハンガーに干してシワを伸ばして乾かしましょう。
雨対策
また、雨に降られる前にスーツに出来る対策もあります。対策をすることで、雨に濡れてしまったときにスーツのダメージを軽減できるなどの利点があります。
はっ水加工をする
はっ水加工とは、水を弾くような加工をほどこすことをさします。スーツにこのはっ水加工をしておくと、雨によってスーツが痛むのを防ぐことができます。
このはっ水加工を施すのには、大きく分けると二つの方法があります。一つ目は、スーツをクリーニングするついでにクリーニング屋さんにはっ水加工をお願いする方法です。通常のクリーニング代+はっ水加工代がかかりますが、家庭ではっ水加工を施すよりも長持ちします。
家庭ではっ水加工をしたい場合は、市販のはっ水スプレーといったものを使用します。お手軽に雨対策ができるのが魅力的です。ただし、スーツの素材によってははっ水スプレーが使えないということに注意しましょう。
水に強い素材のスーツを着る
基本的にスーツの素材は、ウールやモヘアやシルクの混合といった、動物素材のものが水に弱いとされています。また、洗えるスーツや綿、ポリエステルで作られているものなどは水に濡れても大丈夫です。そのため、雨の日にこのスーツを絶対に着たい、といったことがなければ水に強い素材でできたスーツを着用するのもオススメです。
出典:
https://lafabric.jp/customlife/suits-raining/