スーツのカラーコーディネートで第一印象をアップさせよう!|ビズメン

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2012年8月25日
スーツのカラーコーディネートで第一印象をアップさせよう!

スーツに限らず、服装の色合いは見る人の印象に影響を与える力を持っています。スーツの色を巧みに使って若々しさやエネルギッシュな印象を演出することは、選挙などでは常識的なテクニックとなっています。どのような色合いがどんな印象を引き出すのでしょうか?

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信頼感を際立たせるカラーコーディネート術

服装とその色合いは、見る人に与える印象を左右するものです。
例えば黒い服は体が締まって見えるし、白い服は逆に体が大きく太っているように見えてしまいます。
赤い服は活発な印象を見る人に持たせ、青い服は冷静に立ち回る知性的な印象を持たせます。 このように服のカラーコーディネートは、相手の第一印象が結果の成否を握る場面では心強い武器となります。
アメリカのケネディ大統領が大統領選挙でニクソンに勝った理由の一つとして言われる「赤いネクタイ」も、そうしたカラーコーディネートを巧みに活用したからこその逸話なのです。

スーツの色で変わる相手への印象

ビジネススーツでのカラーコーディネートは、スーツとネクタイの組み合わせが基本になります。
しかし、スーツの場合はカジュアル目的ではないので使える色は限られてきます。
そのため季節感や与えたい印象によってスーツの色を選ぶのがコーディネートの基本となります。

ブラック・ダーク系

簡易の礼服としても使えるブラック・ダーク系のスーツは、平時においても頼れる色の一つとなります。
いかにも威厳がありそうに見えて、プレッシャーを与えるコーディネートといえます。
ただし、フォーマルさが際立ちすぎて余裕がないのが弱点となるので、平時での着用の際は、白以外のワイシャツや柄物のネクタイで遊び心を演出するようにすると相手への圧迫感が薄まります。

ブルー・ネイビー系

青味が強いブルー・ネイビー系のスーツは、「バットマン」のブルース・ウェインのようなやり手で知性的なエグゼクティブのイメージを相手に与えます。
元々青色はクールで理性的な印象のある色なので、相手を弁舌で説得する必要のある場面には非常に有効な武器になります。
また、青は清涼感を感じさせるので夏場に最適です。

グレー系

ブラック系に並ぶスーツの定番色と言えるグレー系は、シックで安定感のあるコーディネートが出来ます。
逆に言えば無難でこれといった印象を持たない色でもあるので、明るい目の色のネクタイ・ワイシャツを合わせた方が、温かみのある落ち着いた印象を演出できます。

ベージュ系

ベージュ系のスーツは暖色に近いので、明るさを演出するのに最適な色合いといえます。
そのため若々しさが求められるような場面では重宝します。
また、ナチュラルな印象も演出できるので、肩ひじを張らない自然体な感じを演出することもできます。

ブラウン系

強いて言うとムスカ大佐くらいしか着ている人が思い当たらないブラウン系のスーツですが、重厚感と落ち着きのある色合いで、先輩風を吹かせたり威厳を演出するにはもってこいのコーディネートといえます。

ネクタイもカラーコーディネートしよう

ネクタイのカラーコーディネートはスーツのカラーコーディネートと同じくらいに重要な意味を持ちます。
なぜなら、ネクタイで多用される赤や緑といった色合いはビジネススーツには強すぎて使いづらい色でもあるからです。
なので、ネクタイというワンポイントで使うようにするのが逆に色の効果を際立たせてくれます。

ネクタイのカラーコーディネートは、スーツの補色になるように選ぶか同系色になるように選ぶのが基本です。

エネルギッシュな人物像を演出する赤のネクタイ

前述した、ケネディ大統領の赤のネクタイはアメリカ大統領選挙の定番コーディネートとなっています。
赤は血や炎に通じる活力的なイメージを与える色で、見る人だけでなく着用する人にも力強さを感じさせてくれます。

友好的なイメージを持たせる緑のネクタイ

ナチュラルで調和的な印象を持つ緑色は、協調性のある友好的な人であるというイメージを醸し出してくれます。
ギスギスしやすい紛糾した会議の場などで、オピニオンリーダーが着用していると議題の取りまとめを上手にやってくれそうな信頼感さえ感じられます。

元気なイメージを感じさせる黄色のネクタイ

太陽やヒマワリなどに通じる黄色は、元気さとフレッシュな印象を抱かせる色合いです。
ベージュ系やグレー系のスーツに合わせると、溌剌としたイメージを相手に感じさせてくれます。

女性的な優しさと融和をもたらすピンクのネクタイ

ピンクは女性を象徴する色としてとらえられていますが、ネクタイのカラーコーディネートに使うと男性的な部分にかけている女性的なイメージが補完され、優しそうな印象を抱かせてくれます。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。