コートの季節ですね
冬も本格的に深まってきて、スーツの上にコートを羽織る季節になりました。秋から春ごろにかけて、ビジネスコートって意外と出番が多いです。でも、スーツの上に着るコートはどんなものを選べば良いのか悩ましいですよね。今回は、ビジネスに使えるコートの選び方や種類をご紹介していきます。
コート選びのコツ
まずは、コートを選ぶ際のコツをご紹介します。どんなコートでもスーツに合わせる場合は共通した約束事があります。そこをおさえておけば、コート選びはぐっと楽になるはずです。
スーツで試着するのが理想
特に厚手の秋冬コートを選ぶときに重要となるのが、試着時の服装です。普段服で試着してしまうと、スーツを着ているときのサイズ感と違ってしまいます。ビジネス用のコートはスーツの上に羽織るのが基本なので、試着の際もスーツの上から試着するのが理想的です。
もっとも良いのは、自分が普段仕事で来ているスーツを着用して、お店でコートを試着することです。仕事の日にわざわざスーツを着るのが面倒くさいと言う方は、仕事帰りなどにそのままコート選びをするのも良いかもしれませんね。
コートは肩のサイズに合うものを
コートを選ぶときに大切なのは、「肩のサイズ」に合うものにすること。これは、スーツを着ているときでも同じです。スーツの上から羽織るので、大き目のサイズを選ぼう、と思う方は多いと思いますが、コートはスーツと同様に自分にあったものを選ばないと、スマートに見えません。
オーバーサイズのコートはどうしても着られている感が強く、野暮ったい印象になってしまいます。なので、コートは羽織ったときに自分の肩の形がきれいにでるものを選びましょう。
コートの丈
ビジネスで使うコートを選ぶ場合、丈に気を配ることも大切です。まず、袖丈ですが、これはスーツの袖丈よりも長いものを選びましょう。
また、袖丈以外にも着丈もしっかりチェックしましょう。中に着ているジャケットの裾よりもコートの裾が長いものを選ばないと、なんとも不恰好なコート姿になってしまいます。試着をした際に、全身鏡でコートにスーツの裾が隠れているかの確認を忘れないようにしましょう。
職場に合ったコートを選ぼう
また、職場や職種によってもふさわしいコートというのは違ってきます。以下にご紹介するコートの特徴などを踏まえて、自分の職場に合うコートはどれなのかを選ぶと良いかと思われます。もしも、コート選びに悩んでしまう場合は、職場の先輩や上司の方に尋ねてみてくださいね。
ビジネス向けコートの特徴
ステンカラーコート
ステンカラーコートは、ビジネスマンの多くの方が愛用しているコートです。襟の後ろが立ち上がり、前に向かって落ちているのが特徴です。裏地を外せるようなタイプのものは秋から春までにかけて着れるため、万能タイプのコートです。色はビジネスで使うのにあわせてベージュやネイビーのものを選ぶと良いでしょう。
トレンチコート
キング・オブ・コートとしても知られているトレンチコート。このコートはイギリスの軍用コートが起源になっていて、ビジネスコートとしても代表的な存在です。防水加工が施されているものが多いので、風雨に強いのが特徴です。
また、丈長のものがポピュラーで、秋冬を通して着ることができます。腰紐で腰を縛るのでゆったりとしたシルエットの中にも、シャープさを演出することができます。
チェスターフィールドコート
19世紀イギリスが発祥とされているチェスターフィールドコートですが、正装用のコートとしても格式が高く、フォーマルな場で長年、重用されてきました。シャープなデザインに、素材にウールが使われているので、どっしりとした重厚感があります。
定番なカラーは、黒、濃紺、チャコールグレーなどです。最近は、カジュアルなファッションに用いるのも人気が出てきています。もし、ビジネスと私用で兼用したい場合は、クラシックなデザインのものを選びましょう。
キルティングコート
防寒性と軽量性にすぐれるキルティングコートですが、カジュアルなデザインのため、ビジネス用には使えない、と思われがちです。しかし、キルティングコートはビジネスシーンにも使えるコートですので、あえて避けていた方は、目先を変えるためにセレクトしてみるのも良いかもしれませんね。
ビジネス用に着る場合は、相手に軽やかで爽やかな印象を与えるためにやや薄手のものを選ぶのがオススメです。カラーは、ビジネス向けの黒、紺、グレーなどのものを選ぶように注意しましょう。
モッズコート
アメリカ陸軍で仕様されていた、パーカー付きのコートが元になったモッズコート。もともとはカジュアル向きのものでしたが、最近ではビジネス向きの素材やシルエットに作られているものが増えてきています。
出典:
https://lafabric.jp/customlife/fashion/suit-coat/