ステイタスの証明!ビジネスマンにふさわしい腕時計とは?|ビズメン

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2012年8月21日
ステイタスの証明!ビジネスマンにふさわしい腕時計とは?

かつては子供たちの憧れの的であり、大人の必需品であった腕時計。しかし、携帯電話の普及によって腕時計を着けている人の方が珍しくなってきています。それでも腕時計はビジネスファッションの定番。ビジネスシーンに合う腕時計とはどのようなものでしょうか。

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腕時計はビジネスマンの身だしなみ!

かつて、腕時計は子供たちにとって大人たちの象徴であり、未来的な道具の象徴でした。
スパイ映画などでは、腕時計に内蔵されたテレビ電話で仲間と連絡を取り合う場面や窮地に陥った主人公が腕時計に仕込まれた武器で逆転する場面が描かれ、「時刻を知る」というだけではない腕時計の可能性を感じたものです。

しかし、SF小説や映画で提示されてきた「腕時計の可能性」は、現実では携帯電話によって次々と実現されていき、「時刻を知る」という腕時計の本質さえも携帯電話にとって代わられることになってしまいました。
今や、「携帯電話さえあれば腕時計はいらない」という認識が広い世代に根付いているのです。

しかし、それでも腕時計が完全に廃れてしまったというわけではありません。
ビジネスファッションやフォーマルな場には欠かせない装身具として生き残っているのです。

腕時計が示す着用者のステイタス

腕時計には、1000円以下で買える安物のデジタル時計から、部品や文字盤の装飾に宝石を使っているような、高価で一点生産の機械式時計までピンからキリまであります。

時刻を知るだけだったらそれこそ携帯電話や100円均一のデジタルウォッチで事足りるものですが、装身具としての腕時計には「時刻を知る」ことだけを求められているわけではありません。
身に付けている腕時計の価値は、その人のステイタスを如実に表すバロメーターとしても機能します。

例えば、「ロレックスやオメガのクロノメーター式腕時計を着けている人」「その辺で売っているような廉価デジタル時計を着けている人」であったら、どちらに社会的な信用を感じるでしょうか。
これは「人前にでるのにヨレヨレのスーツを着ていく人と、ピシッと糊とアイロンが効いているスーツを着ていく人ならば、どちらを信用するか」と聞いているのと同じことです。

ビジネスシーンにおいて腕時計は、髪型・ヒゲ・スーツ・靴・バッグと同等かそれ以上の意味を持つ身だしなみの一つなのです。

フォーマルな場では腕時計より懐中時計?

「フォーマルな場ではカフスボタンを付けるから袖口が狭くなる」「だから腕時計ではなく懐中時計をするのが正しい」と主張する人がいます。

これは伝統を考えれば間違ってはいないといえますが、実際にはフォーマルな場で腕時計を着用していてもマナー違反にはなりません。

そもそも腕時計は、王侯貴族のために作られた「懐中時計を手首に固定するためのアクセサリー」がもとになっているといわれています。
つまり、腕時計はそもそも懐中時計と同じものであり、フォーマルな場での着用に関するルールやマナーはないのです。

ただし、フォーマルな場では腕時計のベルトはメタルベルトよりも革ベルトが好ましいとされていますので注意しましょう。

デジタルか、アナログか

テレビの電波も総デジタル化するこのご時世ですが、腕時計の世界は未だ時針が回るアナログ式と数字が表示されるデジタル式の両方が共存しています。

Gショックに代表されるデジタル式は無機質さを感じることもありますが、見慣れれば一目で時間がわかるしパソコンやスマートフォンなどと連携して使える機種も増えてきています。

一方アナログ式は、デジタル式ほど明確に時間表示がされているわけではないものの一度見れば大体の時間は把握できますし、カチコチと回る秒針に心が和む時があります。 つまりデジタルでもアナログでも「時刻を知る」ということは問題なく出来るわけですが、ビジネスシーンやフォーマルな場で人前に出る場合はアナログ式の方が好ましいとされています。
なぜならデジタル式腕時計はビジネス・フォーマル向きではなく、スポーティ・カジュアル向けとされているからです。

最近のデジタル式腕時計はデザイン的にはフォーマルな場に付けていけそうな物も多いのですが、価格的にはそんなに高いというわけではありません。
自分にとっては使いやすい無二の愛用品であっても、人前に出る時は、安物でもアナログ式腕時計にしておいた方が無難です。

購入価格はどのくらいが目安?

「アナログ式腕時計がビジネスシーンに最適」というような話をすると、真っ先に飛んでくる質問は大抵「価格が幾らの時計を買えばいい?」というものです。

前述したように、アナログ式腕時計の価格はピンからキリまでありますが、最安値ラインの周辺を狙えば安かろう悪かろうの、いっそ着けないか「デジタル腕時計の方がマシ」という程度の物しか手に入りません。

では最高値ラインを狙えばいいのかというと、高級腕時計は数千万円~1億円オーバーの物がごろごろしていて到底庶民には手も足も出ない値札が付いていることも…。

「じゃあどの価格帯を狙えばいいのか」ということになると、入門者は5万円前後のものを、フォーマルな場でも使える時計が欲しい人は10~20万円代の価格帯を狙ってみるべきでしょう。
この価格帯の時計なら、機能的にも装飾的にも不足はないし悪目立ちもしない、まさに中道を行くクラスの物が手に入ります。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。