スーツの裾からチラリとのぞく変な色・変な毛・変な匂いに注意
靴下のことまで言われたくない!などという頑な態度はあらためましょう。
チラ見え靴下が招く女子社員の冷たい視線
一般的にスーツに白靴下はタブーとされていますが、そんな方はいらっしゃいませんか?
イマドキ、中高生だって誰も制服に白靴下なんて履きません。
いや、それより、むしろ靴下自体履いていらっしゃらないとか?
革靴に靴下を履かないことで色男が完成するわけがありませんので、くれぐれも勘違いをなさらぬようにお願い申し上げます。
スーツには靴下が常識。
そして合わせる靴下の、色も丈も、とても大切。
その意味するところは、足元が見苦しく見えないための配慮とも言えます。
とくに、椅子に座ったりすると裾が上がり足首が露出します。
靴下など誰も見ないだろうとタカをくくるべきではありません。
まばゆいばかりの白い靴下も、お母様が買ってきてくれた変な柄の靴下も、はっきりくっきり目立ちます。
またスネ毛が全開になる普段着用のスニーカーソックスもスーツには相応しくありません。
足の臭い対策は靴下の素材にも気を使う
足の臭いはあなた本人が気にならなくても周りにとっては強烈極まりない悪臭だということを忘れてはいけません。
一般的に、スーツ着用時の靴下は通気性の悪い革靴の中に履くことになりますから、足の臭い対策や健康状態には十分配慮すべきですが、水虫の人は特に靴下の素材選びが大切です。
ざっくり言えば、靴下の素材は綿と化繊とに二分されます。
実際にはこの中間の混合素材だったり、抗菌防臭効果を持つ加工がしてあったりと様々です。
夏場は薄手でスケスケの見た目にも涼しそうな靴下もありますが、おじさんクサイし、化繊は汗を吸い取らないので革靴の中の湿度も飽和状態に…。
一日履き続けた革靴を脱いだときの惨状が目に浮かびます。
一方、コットン100%の靴下は、汗は吸い取ってくれるものの、熱がたまりがち。
革靴に合った靴下の素材は、基本的に防臭や抗菌効果のある混合素材の靴下や、薄手の綿の靴下をチョイスするのが無難です。
また、靴の臭いは消臭スプレーでお手入れし、足にはデオドラントをスプレーすれば、毒ガス並みの刺激臭だって軽減されるでしょう。
ワイシャツになったときに透ける背中の変なプリント・変なシルエットに注意
ワイシャツの下には下着を着ないのが世界の常識。
本来ワイシャツ自体が下着という考えが一般的なのですが、日本は湿度が高いこともあり、そういうわけにはいきません。
ワイシャツの下にシャツを着る?着ない?
スーツの発信地イギリスはブリティッシュスタイルをはじめ、世界各国では元来ワイシャツが下着の役目を果たすのでワイシャツの下に肌着を着ることはありません。
また、ワイシャツが下着であるため、人に合うときなどは特に上着をちゃんと着用するのが常識なのだそうです。
ところが日本においては、湿度の高く汗をかきやすい気候であるがゆえに、汗や臭い対策にワイシャツの下にもう一枚肌着を着る人は少なくありません。
では、ワイシャツの下に肌着をもう一枚重ねるのなら、どんな肌着を選ぶのが良いのでしょうか?
ジャケットを脱いだ瞬間、あなたの背中で起こる惨劇
暑さでジャケットを脱いだ瞬間、背中にバーンと透けるTシャツのバックプリント…。
タンクトップのシルエット…。
これらの見苦しさは、あなたの人柄のイメージさえもガタ落ちさせる圧倒的なパワーがあります。
下着はそもそも人に見せるためのものではありません。
特に夏場、汗や臭い対策として着る肌着は半そでで無地のものをチョイスしましょう。
色は、白が無難。
白はおじさんクサい、半そでのラインが気になるという意見もあり、中にはベージュ色の肌着を使う人もいるようですが、やはり白い肌着を使う人が多いようです。